この「講座」は、@nifty「翻訳フォーラム・アドバンスメント館(FTRAN2)」の第13会議室「翻訳JOB応援会議室」にて連載されているものを、著作者の許可を得てウェブ上に転載したものです。 この「講座」内容に関連する質疑応答は、@nifty「翻訳フォーラム・アドバンスメント館(FTRAN2)」の第13会議室「翻訳JOB応援会議室」にて受け付けております。 講座内容についてのご質問がある方は、どうぞ、上記会議室においでください。 |
前にも書きましたが、一足目の会社の仕事も、しっかりやりましょうね。ホントにコレ、大事です。というわけで、二足の草鞋特有の両立の問題を考えてみたいと思います。
会社は、あなたが二足の草鞋を履いていることを知りません(知られちゃ困るから知られないようにしている、という方が正しいんですが^^;)。ですから、何も配慮してくれません。明日納期でもう一仕事しなきゃならないのに、突然、取引先に対する接待が入った、なんてこともあるかも……こうなると飲むのが仕事ですから、夜中過ぎにべろんべろんに酔っぱらって帰ってくるハメになります。「自分は一般職だから大丈夫」と思った人、いませんか? 夕方になって、課長に「急ぎのワープロ打ちなんだけど……」って言われたら……断りにくいですよねぇ。
逆に、徹夜で翻訳を仕上げた翌朝も、会社に行かなきゃなりません。「いや〜、昨日、翻訳で徹夜してさぁ」……口が裂けても、こんなこと言えませんからねぇ。ま、最後の手段としては、「有給」という、フリーランスにはよだれが出そうな切り札を使う手もありますけどね。
二足の草鞋って、要するに、無理がきかないんです。
「体が資本」、「火事場の馬鹿力」、「納期前は徹夜が当然」とかいう言葉が漏れ聞こえてくるこの翻訳業界で仕事をするつもりなら、自分は無理がきかないっていうことを、常に念頭においておくべきだと思います。
無理がきかない中で翻訳の仕事をしていくために重要となる点を挙げてみます。(重要度順不同)
それぞれの項目については、また、後で細かく紹介します。
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