HTMLの書き方 基礎8 | ||
発言番号 | 発言日時 | 発言者 |
01149 | 98/01/03 18:01 | にゃん |
<A HREF=""> タグの中で TARGET="_blank" を指定すると、ブラウザの窓がもう1枚立ち上がって、その中にリンク先のホームページが表示されます。「翻訳に役立つリンク集」の「検索フォーム」で、このオプションを指定している理由は、リンク集がフレームを使用した表示になっているからです。フレームの中で、たんに <A HREF=... と書くと、画面にフレームを切ったまま、そのフレームの中にリンク先のHPが表示されてしまい、たいへん見にくくなります。そこで、「TARGET="_blank"」を指定することによって、まっさらの新しい窓に表示させているわけです。
フレームから抜け出るためには、「TARGET="_blank"」の他に、「TARGET="_top"」という指定もでき、これだと新しいブラウザを開かずに、現在のブラウザのままで窓全体に表示されます。また、「TARGET="_parent"」だと、現在のページによって作られたフレームだけが解除されます。フレームの中にさらにフレームを切っているような場合に、部分的なフレームだけを解除して、全体的なフレームは残したままで表示させたいときに使います。なお、_blank、_top、_parent は、小文字でなくてはなりません。
_blank と _top のどちらが良いかは、状況によります。_blank だと、新しい窓でどんなにジャンプを繰り返しても、その窓を閉じるだけで元の状態に戻ることができます。また、両方の窓が生きているので、あっちを見たりこっちを見たりが容易にできます。_top の場合には、ブラウザの「戻る」ボタンで、1つずつ元の状態に戻ることができます。
むやみに _blank を使うと、開いている窓の数が、いつのまにか矢鱈に増えてしまったり、処理能力に負担がかかったりします。そこで、「翻訳に役立つリンク集」では、原則として _top を使っています。_top だと、新しい窓を開くかどうかをユーザー側で決めることができるからです(Windows では、リンクを右クリックすると「新しいウィンドウで開く」という選択肢が出ます。Mac では、マウスボタンを少し長く押し続けると、同じように選択肢が出ると聞いています)。
フレームの話をする前に、TARGET オプションの説明をしても、わかりにくかったかもしれません。TARGET=_blank は、フレームの外でも使う意義があるので、ついでにまとめて説明しました。
上の大きなボタンを押すと、テキストエリアに書かれている内容が、右のフレームに表示されます。いろいろ好きなことを書いて試してみましょう。(Netscape 2 では、この JavaScript がうまく作動しません) |