HTMLの書き方 基礎1
発言番号 発言日時 発言者
01063 97/12/19 15:17 ヤマサキセイヤ

あー、とりあえず。始めてしまいます(^_^;) 台割も用意していないので、つらつらとやります。

ホームページを作るときに必要なのは、HTMLでHyperTextMarkupLanguageの略称です。MarkupLanguageとあるので、C言語とかと同じ言語です。ただし、論理言語で云々というのは、あまりに専門的なので、ここではやめにします。上位にSGMLというのがあって、HTMLはそれの応用というのだけをおぼえておけばいいでしょう。ちなみにWWWのプロトコルのHTTPはHyperTextTransferProtocolの略称です。とりあえず、HTMLの利点は

 ・クロスプラットフォームな論理的なレイアウト

というやつです。論理的なレイアウトの簡単な例として改行の例をあげましょう。MacやWindows、UNIXなどで改行コードってのがありますね。いくらテキストファイルで他のOSで読めるからといって、そのまま読んでしまうと改行位置がぐちゃぐちゃになりますわな。これは改行コードが違うからなんですね。DOS/Winの場合はCR+LFというものが改行コードで、一方MacだとCRだけが改行コードです。だから、DOSの文書をそのままMacに渡したら、豆腐みたいなもんが表示されたあげく改行されるし、逆にMacの文書をDOSに渡したら改行なしの恐ろしい文書になります。UNIXに関しても同じようなことが起きます。で、こういう改行位置を含むレイアウトをクロスプラットフォームで扱おうという言語のことです(あくまでも大意なので、HTMLを認定するW3Cの定義とは違います(^_^;)。

さて、具体的なHTMLの書き方ですが、最近はHTMLエディタというソフトが出てきていますので、これを使うのを個人的にはお薦めします。複雑になればなるほど、コードを自分で作るのは厳しいです。ファイルメーカー社のサイト(http://www.filemaker.co.jp)にいけば、ホームページProのお試し版がダウンロードできます。こういうのでもおっけーだと思うんですね。アドビ(http://www.adobe.co.jp)のページミルを使ってもいいですし、IBM(http://www.ibm.co.jp)のホームページビルダーでもいいし、HTMLの記述をサポートしたワープロソフト(※1)でもいいと思います。

じゃあ、HTMLなんか覚える必要はないんじゃないの? と思われるかもしれないんすが、HTMLエディタが吐き出すHTMLコードは結構冗長なものが多いんです。必要のないタグを打ったりして、ファイルが恰好悪くなります。また、変なトラブルが起きたときに(うまく表示できないときに)、ソースコードを直接読めるかどうかというのはかなり効果があります。HTMLエディタで雛形を作成し、それをソースコードから加工するというのがよいでしょう。

さて、前置きが長くなりましたが始めましょう(^_^;) WWWを楽しむにはWWWブラウザが必要で、このWWWブラウザが認識するのは基本的にHTML形式で記述されたテキストファイルです。ブラウザが、どうやってテキストファイルをHTMLかどうかを認識しているかというと、テキストファイル中にあるタグというものを見ています。

<HTML>
本体
</HTML>

という風になっていれば、タグで挟まれた部分に関して、WWWブラウザはそれがHTMLファイルだと認識してくれるのです(冒頭にDoc Typeの宣言をする必要があるけど、それは割愛します)。

へへーんふにゃふにゃーん
<HTML>
本体
</HTML>

となっていても、冒頭の「へへーんふにゃふにゃーん」は無視してくれます。これだけでも、実は約束通りになっていなくて、基本的な書き方、としては以下のようになります。

<HTML>
 <HEAD>
  なんか
 </HEAD>
 <BODY>
  なんか2
 </BODY>
</HTML>

で、これが基本的な構造です。<HEAD></HEAD>の間には、ホームページのタイトルやキーワードなど、ファイルの情報を書き込みます。<BODY></BODY>の間には、ホームページでメインに表示する内容を書きます。書き忘れましたが、HTMLの場合、基本的に開始タグと終タグがセットになっています。スラッシュがついたものが終タグで、<***>で始めた論理的なレイアウトが、</***>が記述されるまで続くようになっています。

<HTML>
<HEAD>
 <TITLE>ホームページのタイトル</TITLE>
</HEAD>
<BODY>
ここにメインの内容を書くのだ。
</BODY>
</HTML>

<TITLE></TITLE>がホームページのタイトルです。この記述だけで簡単なホームページの論理構造になってますので、WWWブラウザで見ると、地味な1行だけのものが表示されているはずです。

実際にどのように表示されるか、下のボタンを押してみましょう。

とりあえず、仕事があるので今回はこれで終わります(^_^;)

(※1)HTMLサポートなワープロソフトとしては、Word97やEGWORDなどがあります。

-----さきちん

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