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◆ 質問なさる方へ

十分な情報を! どんな文脈・背景か(文脈・背景はco-text!)

ご自身のお考えも! 思考のアプローチも重要な情報

調査の経緯をまとめて! 何に載っていたか/いなかったかは必須

◆ コメントなさる方へ

完璧を期さずとも! こんな人がこう考えたという点が大切

ウラトリできる手がかりを! 書き手の思考の経路が追えれば最高

そういえば、という拡がりも! となりの分野も視野の内に

そういえば、と思い出したときにも! 研鑽に期限なし

引用は著作権法に従って正しく! 出所明示は最低限必要

隠れたメッセージ: 問いかけを対話に転化せよ! せっかくの双方向の場ですので(^^)


訳出上の疑問(とくに産業翻訳分野)について質問や回答をなさるときには、このような心構えがきっと役に立つことでしょう。


Q&A関連の諸注意


フォーラムの「お知らせ」7番「利用ガイド《Q&Aの作法編》」から

●翻訳フォーラムにおけるQ&Aは、ギブ&テイクの精神で行われています。
 ある場面での質問者は、別の場面では回答者になるでしょう。そうやって、お互いに支えあいながら、よい翻訳をしていけたらいいですね。

●会議室によって「Q&Aの作法」はかなり違います。
 アドバンスメント館の専門会議室群と、エントリー館の通称「卵部屋」とでは、天と地ほどの差があります。「お知らせ」中の会議室案内(21〜40番)にこの「作法」が書いてある場合がありますので、注意してください。

●どんな質問にも答えが返ってくるなどとは思わないで下さい。

●駆け出しなので回答ができず質問ばかりだ、という方へ。
 1)だからといって質問を躊躇する必要はありません。

 2)質問をするときは誠意をこめて。回答者の気持ちを考慮した明快な質問文を作ってください。また、回答しやすいように各種データ(調べた参考図書、自分の推測、背景や文脈の説明、など)を併記することも重要です。

 3)近い将来、回答者としても活躍できるようがんばってください。

 4)フィードバック(下記参照)を必ず。

●英日翻訳関連の質問をする方へ。
 質問するまえにリーダーズ英和やランダムハウス英和第2版といったような標準的な英和辞典をまずひいてみましょう。リーダーズもRH2もお持ちでないなら、せめてジーニアスやプログレッシブのような学習用英和辞典をひきましょう。

●回答にはフィードバックを。
 回答してもらったら、単なるお礼だけでなく、処理結果を会議室でフィードバックしましょう。フィードバックがあれば、回答者のほうも勉強になりますし、会議室のコンテンツも充実します。

●翻訳会社の実施するトライアル、翻訳学校教材、翻訳懸賞課題文等に関する質問は禁止されています。
 F翻訳ローカルルール(「お知らせ」5番)をご覧下さい。

●会議室での質疑応答は原則として会議室で完結してください。
 会議室上での質問の最後に、「メールでお答えをお願いします」などという文面が記載されているものが時折みかけられますが、回答がメールで行われたのでは会議室のコンテンツを充実させることができません。質疑は質問と回答がセットになってはじめて、コンテンツの充実に役立つのだということをご理解ください。

 また、会議室上での質問に対し、質問者に直接メールで回答を送るという行為もできる限り避けてください。見ず知らずの方からメールでもらうことを躊躇する会員も(特に女性会員の場合には)いらっしゃいます。メールを受け取る側にいらぬ不安感を与えないためにも、また、会議室コンテンツの充実のためにも、質問への回答は会議室上でお願いいたします。


ア館専門会議室をQ&Aにご利用になる場合には…


 アドバンスメント館・専門会議室(第1〜6会議室)では、人と人との暖かいつ ながりを基調として、その分野で実際に翻訳業務にかかわっているプロ翻訳者の方 を中心としたコミュニケーションの場とすることを目指しております。そのため、 アドバンスメント館専門会議室を質疑応答によりご利用いただく場合には、基本的 マナーの面で、少しだけ、皆様にお願いしたいことがございます。

 以下に、その「お願い」をまとめさせていただきましたので、どうぞご協力をお 願いいたします。

●質問なさる方へ
 アドバンスメント館の専門会議室は、プロの翻訳者の方々がたくさん集まっていらっしゃいます。そのため、特定分野の翻訳業務に関連する疑問点に関しては、該当する専門会議室にくれば、ほとんどの場合に問題が解決すると思っていただいて間違いありません。が、同時に、質問する場合には、大きな責任と義務が課せられることにも気づいていただかなければなりません。

 プロの翻訳者は、自分の身ひとつ、筆1本(パソコン1台?)でメシを食っています。仕事を仕上げるのも、質問に回答するのも、すべて自分の責任です。質問なさる場合には、こうした、プロの心意気、厳しさ、プライド…etc. というものを、会議室の雰囲気の中からあらかじめ十分に感じ取っていただきたいと思います。どのような質問も基本的に拒むつもりはありませんが、「プロにタダでモノを尋ねるということの重み」をしっかりと心に留めてください。

 また、質問は自分が回答を得ればそれで終わりというものではありません。回答を得た場合にきちんとお礼を言うことは、最低限のマナーです。そして、できれば、自分が実際に仕事の現場でどのように処理したかを報告し、さらに、クライアントなどからフィードバックがあった場合には、差し支えのない範囲でそれを報告する、また、質問から議論が発展した場合には、できる限りその議論に参加する… ここまでの手順を経て、はじめてその質疑応答が完了するのだというぐらいの気持ちをお持ちください。これらの手順はすべての質問に必ずしも必要なものではありません。が、質問をする場合には、このくらいの心構えの上で、臨んでいただきたいと思います。逆に言えば、質問したらしっぱなし、回答をもらってもお礼すら述べる気持ちがない場合には、質問自体をご遠慮いただくしかありません。最終的に質問者の書き込みの文章量が、各回答者のそれを下回ることは「恥」であるとご理解ください。

 また、回答なさる方も、ポケットマネーからニフティに課金を支払っているのだということにもお気づきください。回答者にとってフォーラムでの回答は、義務ではなく、善意にほかならないのです。「なんでもここで聞けばいいや」という安易な姿勢がミエミエの態度では、回答する側も意欲が萎えます。回答者側の気持ちを十分にお考えいただき、回答者の善意に全面的に依存するような態度はお控えください。回答者の意欲が失われてしまえば、次回からは質問に対する回答はこなくなってしまうのです。

 さらに、どの分野にも、仕事をする場合に最低限必要な辞書というものは、かならずあります。もし、その辞書を用意するゆとりがないのでしたら、基本的にはその分野の仕事は引き受けるべきではありません。たまたま、分野外の仕事が来て/混じってしまった、ということでしたら、その旨をはっきりと述べることが回答者に対する礼儀かと思います。この場合には、自分の専門の分野ではきっと恩返しを、という気持ちを持ち続けていただくことが、前提となります。

 質問自体を禁止するつもりはありません。ただ、プロに教えを乞うことの重大さを十分に理解した上で、真摯な態度で質問していただきたいと思います。このフォーラムには、善意の紳士・淑女がたくさんいらっしゃいます。質問する場合には、こうした方々の善意に自分が全面的にすがっているのだという意識を、どこかで持っていていただきたいと思います。

●回答してくださる方々へ
 回答してくださる方々のご協力には、深く感謝しております。フォーラムはスタッフの所有物ではなく、基本的には相互扶助の形で、みなさまの善意により動かしていただくしかありませんしそれこそが本当の意味でプロのコミュニケーションの場を作り上げることであると、スタッフ側では考えております。そこで、みなさまにも少しだけ、お願いがございます。

 コミュニケーションの場としてのフォーラムを作り上げることに、少しだけ、お力をお貸しください。コミュニケーションとは、相手の立場を思いやり、場の雰囲気を整えることから始まります。どのように未熟な質問であっても、ディスプレイの向こう側にいる相手をしっかりと見据えた形での応答をお願いいたします。これこそが、長い目で見た場合にプロの心意気を相手に伝え、コミュニケーションの場として本当にプロに役立つフォーラムを作り上げることにつながると思われます。

 また、専門外の方から質問が出た場合には、同じプロとしての対等な立場からご助言くださいますよう、切にお願いいたします。プロ翻訳者であっても、あらゆる分野を網羅し、すべての領域をまんべんなくカバーした資料をそろえることはできません。専門外の仕事が舞い込んだ場合には、プロ翻訳者といえども、当該分野の専門家から見てごくごく幼稚な質問をしてしまう可能性もあると思われますが、そのような場合には、いつ自分が逆の立場になるかわからないということをお考えの上、プロ同士の相互扶助の精神で、よろしくご協力くださいますよう、お願い申し上げます。

 以上、アドバンスメント館の専門会議室をQ&Aにご利用いただく場合のお願いを申し上げました。皆様が快適にフォーラムをご利用いただけますよう、どうぞよろしくご協力のほど、かさねてお願い申し上げます。


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