翻訳生活レポート--ケモノ道--
駆け出し翻訳者のMONです。夫、子供あり。ここでは、翻訳や日常生活にまつわる体験レポートやコラムなどを掲載します。みなさまの寄稿もお待ちしています。
翻訳生活レポート 〜お引越し(2)〜
みなさん、今月はいかがお過ごしですか? 第8号に書かせていただいたお引っ越しですが、ああ、もう引っ越し! これには1カ月も振り回されました。なにせ、日程はちょくちょく変わる、家が決まりしだい荷物を出すから梱包しろと言われても、行き先が決まらないことには荷造りがどうも進まない。早くから仕事を止めてしまったのに、先の目処が立たない。夫が仕事の都合で引っ越しに関われなかったためにひとりぼっち。当日は段取りも不手際きわまりなく、私はいつ現地に着くのかしら?と気が遠くなったりしました。今はなんとか新居に落ち着き、日常を取り戻しています。
今回のお引っ越しのキーワードにしたいのが「携帯電話」です。携帯電話は仕事や友達と会う時の連絡用に普段から重宝しています。夫が仕事のために引っ越しに立ち会えなかったため、外出中にしょっちゅう夫から確認の電話がかかっていました。
引っ越し当日の第一の失敗は、用事を済ませている間に、コンセントに刺してあった携帯電話用の充電装置を荷物に入れられてしまったことでした。搬出口のベランダ付近にあったために、一番最初の荷物に入ったらしく、気づいた時にはすでに遅し。せめて明日までは保つかもなんて予想を裏切り、長距離電話で不明点の確認をしている間に電池が切れてしまいました。
近くの公衆電話はテレカが使えず、長距離電話はとても辛いし、相手からの電話が受けられない・・・。すっかり弱り切っている間にひらめいて、「充電させてくださーい!」と、公衆電話から○ー○の窓口にお願いしました。ダメもとで事情を細かくお話したところ、「それなら充電装置を差し上げましょう」と言ってくださったんです。歓喜のあまり頬ずりしようかと思ったくらいです>○ー○の○○さん。これがどんなにありがたかったか。おかげさまで友人や家族に連絡をし、飛行機の予約変更をし、NTTと連絡を取り合い、いろんな用事を済ませることができました。
さて、関東とは変わらない暑さの北海道に着きました。新居は旭川のはずれの、信号を一つ越えると畑だらけの、閑静な住宅街です。事情があって、NTTから電話工事がいつになるか目処が立たないと言われたため、ここでも携帯が大活躍するはずでした。と・こ・ろ・が、頼みの綱の携帯が、自宅では「圏外」になるではないですか。ぼーぜん。見ると、○○○の夫の携帯は大丈夫なのです。買うなら○○○にしたら?と言っていたことがある夫が得意げな顔をしています。悔しい。頬ずりした上(気分だけ)、お礼状まで書かなくちゃと思っている○ー○社の携帯をいよいよ解約しなければならなくなってしまいました。ああ、ごめんなさい。そんなわけで、私の携帯は、我が家でも圏外にならない○○○製品になってしまいました(でも、夫の実家では圏外(笑))。
今回、「電話」関係のトラブルは多かったです。山のようだった段ボールがある程度まで崩れた頃に仕事再開の通知を出したのですが、ISDNの設定がおかしかったために、相手からのファックスがどうしても受け取れないという事態がありました。これは泣きそうでした。引っ越しが長距離で、ひとりぼっちの作業でしたし、行き先の郵便・通信事情が前よりも悪くなったし、前と違って仕事を持っているしで、いつになく「通信手段」があることのありがたみを実感しました。地方だからよけいに確実にしなければ・・・ということで、ISDNの設定は解決したにも関わらず、電話回線そのものをもうひとつひくことになりました。
ところで、今回、あれこれもめた末に決まった物件は、田舎なせいか部屋も広く、めでたく仕事部屋を確保することができました。半分はタンスで埋まっているんですが、前は居間で仕事をしていたので、これは快挙なんです。すでに、我が家で一番散らかった場所になり下がっていますが・・・。
2カ月続きで私的な引っ越し話を書いてしまいましたが、同じような経験をなさった方、ぜひアペリティフでお話を聞かせてください。
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