Macによる自動巡回−榎&桜 |
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Macを使っている方が榎と桜、2つのソフトを使って翻訳フォーラムを巡回するための設定方法などです。
元は、翻訳フォーラムのメンバーでMacユーザーのnaoさんが『8号-翻訳の周辺◆作業環境・電子辞書・机まわりなど』に投稿してくださったものです。見出しをつけるなどの整形するとともに、書き忘れなどで後から補足された部分を埋め込むといった編集を若干、施しました。詳しい説明を書いてくださったnaoさん、ありがとうございました。
なお、ソフトウェアの状況や設定方法は、2004年2月末のものです。情報を利用される方は、その点、お含みおきください。
説明を読んでやってみたがうまくいかない、設定方法が変わっているようでよくわからないなど、疑問があった場合は、『8号-翻訳の周辺◆作業環境・電子辞書・机まわりなど』で聞いてみてください。Macユーザーのメンバーからアドバイスがもらえる可能性があります。
榎&桜−解凍〜インストール(元投稿:#1069『【Macで自動巡回】榎&桜(1)』)
ここからは、Mac用の掲示板巡回ソフト榎とログ管理ソフト桜を使ってFhonyaku掲示版を自動巡回する方法を、段階を追ってご説明します。まずはダウンロードファイルの解凍と、ソフトのインストール法から。
[解凍]
どちらのソフトもLHA圧縮ファイルとして公開されていますが、解凍にはStuffIt Expanderのバージョン6以上を使うのが一番楽で確実です。お手持ちのバージョンがバージョン番号5.x台で、バージョンアップが可能な環境でしたら、この機会にバージョンアップしておかれることをおすすめします。WWWブラウザーのヘルパーソフトとして登録しておけば、ダウンロード完了と同時に自動的に解凍され、解凍完了後のフォルダーを丸ごとハードディスクにコピーした時にソフト本体がきれいなカラーアイコンで表示されるようになります。ソフト本体のアイコンが白黒で、ペンを持った手が紙に何か書いている形の場合、デスクトップを再構築してやるとカラーアイコンに変わります。
(旧バージョンのStuffIt Expanderを使った場合、フォルダーと中のファイルの位置関係は正しく再現されるものの、アイコンが全部白紙になってしまっていて、そのままでは使えません。この場合、MacLHAでファイルを1つずつ順番に再解凍してやるとカラーアイコンに変わります。いきなりMacLHAで解凍しようとしても、フォルダーと中のファイルの数がたくさんあって、その位置関係をどうすれば正しく再現できるのか、実は私にもわかりませんので、この方法はおすすめできません)
[インストール]
解凍してできたフォルダーを丸ごとハードディスクにコピーするだけです。
榎&桜−基本設定(元投稿:#1070『【Macで自動巡回】榎&桜(2)』)
ここはインストールした榎と桜のソフト本体の基本設定法です(榎本体でのID, パスワードの設定と掲示板の登録は、基本設定がすんでからやるのが確実です)。
2つのソフトを連係させる必要上、設定手順がちょっとたくさんありますが、この書き込みをチェックリストとして使って、上から順に実行していただければ迷わず進めていただけるかと存じます。デフォルト設定から変更が必要な項目だけ書きます。
[榎の基本設定]
ソフト本体をダブルクリックで起動し、「ファイル」-->「設定」と操作
茄子:ボタンを押して、ファイル一覧から榎フォルダー(榎のソフト本体が入っている)の中にある「茄子」フォルダーを選択します。
(ここに掲示板のログが保存されます)
万一ここでエラーメッセージが出て先に進めなくなったら、一旦榎を強制終了し、桜フォルダー(桜のソフト本体が入っている)の中の茄子フォルダーを開いて、中の「Sample」フォルダーのコピーを作って榎フォルダーの中の茄子フォルダーに移動します。この状態からスタートして設定操作をやり直せば、今度はうまくいくはずです。
ローカル:ボタンを押して、ファイル一覧から榎フォルダーの中にある「WWW」フォルダーを選択します。
(ここはほとんど使うことはありません)
「桜をコントロールする」:ON
(ここをチェックしておくと、榎が巡回動作を終了すると同時に桜が自動的に起動し、掲示板ごとに整理され、新規書き込みを追加されたログファイルを表示してくれます)
桜:ボタンを押して、ファイル一覧から桜フォルダー(桜のソフト本体が入っている)の中にある桜のソフト本体を選択します。
テキストファイルのクリエータタイプ:デフォルトではttxt(MacOS付属のテキストエディタSimpleText)となっていますが、扱えるファイル容量に制限があって使いにくいので、容量制限のないYooEdit(YoED)かJedit(JEDT)に書き換えておきます。
(Macユーザーなら少なくともどちらか一方を現にお使いかと存じます)
名前:本名でも掲示板巡回で使っているニックネームでも可。
e-mail:電子メールアドレス。
最後に「変更」ボタンを押して設定を終了します。
[桜の基本設定]
ソフト本体をダブルクリックで起動、初めて起動した場合「フォルダーが設定されていない」というエラーメッセージが出ますが、OKボタンを押して先に進みます。
ソフト本体をダブルクリックで起動し、まず「設定」-->「フォルダーの設定」と操作
茄子フォルダ:ボタンを押して、ファイル一覧から榎フォルダー(榎のソフト本体が入っている)の中にある「茄子」フォルダーを選択します。
ポストフォルダ:
ボタンを押して、ファイル一覧から榎フォルダー(榎のソフト本体が入っている)の中にある「ポスト」フォルダーを選択します。
(ここにオフラインで作成した自動送信用書き込みが保存されます)
最後に「変更」ボタンを押してこのウィンドウの設定を終了します。
次は「設定」-->「アプリケーションの設定」と操作
「ID&handle]」タブ:
ハンドル=掲示板巡回で使っているニックネーム
(Nifty会員以外はIDの入力はたぶん不要)
「エディタ」タブ:
テキストファイルのクリエータタイプ:榎の設定と同じにする
外部エディタを使う:ON
最後に「変更」ボタンを押してこのウィンドウの設定を終了します。
[連係設定の仕上げ]
1)榎フォルダーの中にある「・桜用データ」フォルダの中の桜用の設定ファイル「test」を開く。
2)「ENOKIAPPLICATION = 」「POSTFOLDER = 」をそれぞれ実態にあわせて書き換える。
「ENOKIAPPLICATION = 」の行は榎のソフト本体、「POSTFOLDER = 」の行は榎のポストフォルダーの位置を桜に教えてやるためのものです。
3)書き換え後のファイルを、桜フォルダーの中の「桜データ」フォルダに移動させる。
この操作がすめば、桜は榎のエージェントファイルに書き込まれた掲示板ごとの送信書き込みひな型を読み取って、それに従って発言やコメントを作成し、榎のポストフォルダーに保存することができるようになります。
榎&桜−パスワードの設定と掲示板の登録(元投稿:#1071『【Macで自動巡回】榎&桜(3)』)
いよいよID, パスワードの設定と掲示板の登録に進みます。
Fhonyaku掲示板は、ID, パスワードを設定しておかないと書き込みの自動送信を受け付けない仕様になっていますので、あらかじめWWWブラウザーでアクセスしてユーザー登録ページでID, パスワードの設定をすませてから以下の操作を実行して下さい。
[ID, パスワードの設定]
1)榎本体を起動し、画面上の「キーの設定」タブをクリック
2)「新規キー」画面が表示されたら、下記の通り設定
エージェント:CMT.agent
キー:nifty-fhonyaku
URL:http://www.fhonyaku.jp/cgi-bin/bbs
ユーザー名, パスワード:あらかじめWeb上で設定した通り入力
3)最後にOKボタンを押してこのウィンドウの変更を終了します。
(榎では、掲示板のユーザーIDやパスワードの設定はpasskeyという名前のテキストファイルに一括して保存され、エージェントはここから掲示板の登録情報に指定された名前のキー(=IDと パスワードの組)を呼び出して、ホストからユーザー認証を求められた時に送信するようになっています。従って、キーの名前は自由ですが、エージェントと接続先URLはこの通りに設定して下さい)
[掲示板の登録]
1)榎本体を起動し、画面上の「巡回設定」タブをクリック
2)「新規ファイル」ボタンを押し、エージェントファイル一覧から「CMT.agent」を選んで「作成」ボタンを押す
3)画面左半分のエージェントファイル一覧の「(CMT)データ」を選び、「追加」ボタンを押し込んで、プルダウンメニューの一番下にある「(passkey, useragent)」を選んでマウスボタンを放す
4)画面右上半分の掲示板設定欄に掲示板ひとつ分の設定項目が表示されるので、これを埋めていく
(下の例は掲示板1号用の設定、========から========まで)
========
TITLE:喫茶夢の島◆総合案内・自己紹介・フリートーク
URL:http://www.fhonyaku.jp/cgi-bin/bbs01/wforum.cgi
KIND:0
TURL:http://www.fhonyaku.jp/cgi-bin/bbs
UPURL:http://www.fhonyaku.jp/cgi-bin/bbs01/wforum.cgi
PASSKEY:nifty-fhonyaku
HTTPAGENT:Enoki/0.5(INCM; Macintosh; PPC)
STORE:test/fhonyaku/1
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========
5)掲示板を追加するには3と4の操作をくり返す
掲示板ごとに設定を変える必要があるのは、次の4項目です。
TITLE:(掲示板のタイトル)
URL:(読み取り用URL)
UPURL:(書き込み用URL)
STORE:(ログファイルの保存場所指定)
最後の3つの項目は、数字の1が書いてあるところを掲示板の番号に合わせて書き換えます(2から8まで)。
以上で準備はすべて終わりました。次はいよいよ自動巡回です。
榎&桜−自動巡回の実行(元投稿:#1072『【Macで自動巡回】榎&桜(4)』)
お待ち遠さまでした。
ここまで来れば、自動巡回の操作はあっけないほど簡単です。
1)榎本体をダブルクリックして起動し、「巡回設定」タブをクリック
2)画面左半分のエージェントファイル一覧の「(CMT)データ」のチェックをONにする
(OFFだと自動巡回は実行されません)
3)「巡回設定」タブのすぐ下の「発言送信」チェックボックスをONにする
4)「発言送信」のすぐ右にある「巡回」ボタンを押して巡回をスタートする
(ダイヤルアップ接続の場合は、先に回線をつないでから「巡回」ボタンを押す)
「巡回設定」ウィンドウにはもうひとつ、「ファイルを巡回(R)」というまぎらわしい名前のボタンがありますが、これはエージェントファイルをひとつだけ、それも受信操作に限って実行するためのもので、送信したい書き込みがある時には使えませんから御注意ください。
なお、榎のCMT.agentファイルは、接続時点から過去3ヶ月間の書き込みしかダウンロードできない仕様になっています。これより古い書き込みをお読みになりたい場合は、コメントでご相談ください。
それでは、いってらっしゃい!
書き込みのオフライン作成法と基本的なトラブル対策については、2-3日後に改めて御説明させていただきます。
榎&桜−投稿を読み書きする方法(元投稿:#1126『【Macで自動巡回】榎&桜(5)』)
ここは、ログブラウザー「桜」を使ってオフラインで発言を読み、送信用の書き込みを作る方法の説明です。
[発言を読む]
掲示板の選択:
桜のメインウィンドウの上に並んだ4つのプルダウンメニューのうち、左端の1つを除いた3つを使います(この3つのプルダウンメニューの項目名はアルファベット順、数字が使われていれば数字の小さいものから大きいものへと並んでいます)。
左の3つを「test」「CMT-fhonyaku」とすると、一番右のメニューに掲示板タイトルが表示されますので、ここから選びます。
発言の表示法の切り替え:
画面の一番左端のプルダウンメニューで番号順表示かツリー表示か選ぶことができます。
どちらの方式を選んだ場合も、発言は基本的に古いものから新しいものへと並びます。
(この方式だと、一番新しい発言がリストの一番下にくることになり、未読発言を探しにくいので嫌いだと言う声も聞きますが、桜の場合この順番を逆にする方法はありませんのでご了承ください。私は個人的にはコメントチェーンを時間を追ってたどることができ、話の流れがつかみやすいこの方式が好きです)
未読発言の探しかた:
キーボードショートカット「コマンド」+「ピリオド」で次の未読発言にジャンプすることができます。
(このキーボードショートカットは、けしからんことにメインメニューから探しても見つかりません。桜のマニュアルの中の「マニュアル(ショートカット)」というファイルに出ています。桜の前身のログブラウザー「茄子R」には、画面の右下に押すと未読発言を既読に変えて次の未読発言にジャンプできるボタンがあって、とても重宝していたのですが、桜では消滅してしまいました)
発言を(ひとつだけ)既読にする:
キーボードショートカット「コマンド」+「J」、または
プルダウンメニューから「操作」-->「コントロール」-->「発言を既読にする」
(ひとつの掲示板の)全発言を既読にする:
キーボードショートカット「コマンド」+「U」、または
プルダウンメニューから「操作」-->「コントロール」-->「全発言を既読にする」
[発言する]
1)発言したい掲示板を画面に表示する
2)プルダウンメニューから「操作」-->「発言する」
3)画面に新規発言用ひな型が表示されたら書き込む
「SUBJ:」行:発言タイトル
「TEXT:」行と「/POST」行の間:本文
4)書き終わったら保存する
キーボードショートカット「コマンド」+「S」、または
テキストエディタのプルダウンメニューから「ファイル」-->「保存」
[コメントする]
1)画面上半分の発言タイトル一覧からコメントしたい発言を一つ選ぶ
2)プルダウンメニューから「操作」-->「コメントする」
3)画面にコメント発言用ひな型が表示されたら書き込む
「SUBJ:」行:(発言タイトルが自動的に入る)
「TEXT:」行と「/POST」行の間:本文
4)書き終わったら保存する
キーボードショートカット「コマンド」+「S」、または
テキストエディタのプルダウンメニューから「ファイル」-->「保存」
[保存しておいた発言の呼び出し]
1)プルダウンメニューから「エディタ」-->「ポストフォルダ」と操作
2)プルダウンメニューに表示される未送信書き込み一覧から1つ選ぶ
3)画面に発言ファイル内容が表示されたら修正する
4)保存する
なお、榎のポストフォルダにたくさんの書き込みファイルがある状態で新規発言を作成しようとすると、「ポストフォルダに発言があります。続きを編集しますか?」というメッセージが出てきて、書き込みファイルの数と同じだけの回数「新規作成」ボタンを押してからでないとひな型が画面表示されないので、気の短い方は送信がすんだ書き込みファイルはどんどんゴミ箱に捨てていかれることをおすすめします。
[送信したくない書き込みがあるとき]
送信したくない書き込みがある時は、そのファイルを榎のポストフォルダーの外にほうり出してしまうのが一番簡単で確実です。
榎&桜−トラブル対策(元投稿:#1127『【Macで自動巡回】榎&桜(6)』)
最後はトラブル対策です。
一般に、掲示板自動巡回ソフトを使っていて出くわすトラブルの原因は、大きく3通りに分けることができます。
!)ユーザー側の通信動作の設定ミス、操作の誤り
(接続先URL, ユーザーID/パスワード, 自動巡回設定のON/OFF, 巡回スタートの操作とそのタイミング)
2)巡回ソフトのバグ
(掲示板のユーザー認証方式、ログの表示/出力形式に正しく対応できていない)
3)開設者による掲示板の仕様変更
(接続先URL, ユーザー認証方式、ログの表示/出力形式が巡回ソフト開発時のものと変わってしまった)
榎と桜で掲示板の自動巡回を行なう場合には、通信動作とログ管理を別々のソフトに分担させているという特殊事情により、さらにもう一つ別のトラブルの原因を頭に置いておく必要があります。
4)榎と桜の連係設定が正しくできていない、あるいは使っている間に崩れてしまった。
少なくとも昨年12月(榎と桜の現行最新版が公開されたとき)以来の私の経験の範囲では、榎と桜の現行最新版を使ってFhonyaku掲示板を自動巡回する場合、2や3の原因によるトラブルが起こる危険性はほとんど無視できるぐらいといっていいものです(掲示板の仕様変更は開設以来ほとんど行なわれていない上、現行バージョンに関する限り、ログインエラーだの設定は正常で巡回動作も正常に進むのにどうしてもログが取れないだのといったソフト自体の欠陥によるエラーを私は今のところ経験していません)。現行バージョンで実際に経験したトラブルの圧倒的多数が1か4の原因によるものです。特に、それまで正常に実行できていた動作があるときを境に突然できなくなった場合、その原因はまず間違いなく4でした。
以下にご紹介するのは、トラブルの実例と、その原因・対策です。(すべて榎と桜を使いはじめて以来私が体験したものです)
[通信動作が実行されない]
原因1)巡回設定ウィンドウのエージェンファイル一覧に「(XX)データ」という名前が一つも出ていない=呼び出されて会議室を登録されたエージェントがまだ1つもない。
→「新規」ボタンを押して掲示板登録用のエージェントデータファイルを作成し、ここに掲示板を登録する。また、巡回したい掲示板が確かに登録されているかどうか確認する。
原因2)エージェントファイル一覧の「(XX)データ」の前のチェックボックスがOFFのまま(ONにしないと巡回操作は実行されない)
→チェックボックスをONにする
原因3)ダイヤルアップ接続で、回線が完全につながらないうちに「巡回」(または「ファイルを巡回(R)」)ボタンを押した
→回線がつながったのを確認してから巡回をスタートする
[掲示板に接続できない]
原因)巡回設定ウィンドウの接続先URLが間違っている
→確認して正しく入力し直す
[巡回動作が終了してもログファイルができていない、新規発言が追加されない]
原因1)巡回設定画面の掲示板登録画面の「USERAGENT:」の項が空欄になっている
(ここが空欄のままでは、Fhonyaku掲示板は榎が処理できるCMTフォーマットのログを出力しない)
→「掲示板登録」の項の設定見本通りに「USERAGENT:」欄を埋める
原因2)榎のフォルダー設定が使用中にこわれ、ログ保存場所=「茄子」フォルダーの設定が狂った
→「ファイル」-->「設定」と操作し、「茄子」フォルダーとして榎フォルダーの中の「茄子」フォルダーを設定する。
[桜を起動しても、ログ表示画面に榎で読んだFhonyaku掲示板のログが表示されない]
原因)桜のフォルダー設定が使用中にこわれ、ログ保存場所=「茄子」フォルダーの設定が狂った
→「設定」-->「フォルダの設定」と操作し、「茄子」フォルダーとして榎フォルダーの中の「茄子」フォルダーを設定する
[ポストフォルダーに書き込みファイルがあるのに送信されない]
原因1)「発言送信」チェックボックスがOFFのままだった
→チェックボックスをONにする
原因2)「巡回」ボタンの替わりに「ファイルを巡回(R)」ボタンを押した(このボタンは受信動作専用)
→送信動作を実行するときは「巡回」ボタンを使う
原因3)Fhonyaku掲示板のユーザー登録=Web上でのユーザーID/パスワード設定がまだすんでいない、またはWeb上で登録したユーザーID/パスワードが榎に正しく設定されていない(Fhonyaku掲示板は発言の自動送信時にユーザーID/パスワードを要求し、Web上のユーザー登録ページに登録されているものと一致しなければ送信を受け付けない)
→ユーザー登録を行ない、設定したユーザーID/パスワードを榎の「キー設定」画面に正しく入力する
原因4)榎のフォルダー設定が使用中にこわれ、送信書き込みの保存場所=「ポスト」フォルダーの設定が狂った
→「ファイル」-->「設定」と操作し、「ポスト」フォルダーとして榎フォルダーの中の「ポスト」フォルダーを設定する。
[書き込みをオフライン作成しようとして「操作」-->「発言する」あるいは「コメントする」と操作したのに、Fhonyaku掲示板用の正しい書き込みひな型が表示されない]
(インターネット掲示板用の書き込みひな型は、始めの部分に通信動作を指定する文字列が続き、その内容は掲示板ごとに変わるはずなのに、どの掲示板に書き込もうとしてもいきなり「SUBJ:」行で始まって「/POST」行で終わる同じひな型が出てくる)
原因1)桜本体と同じフォルダーにある「桜データ」フォルダーの中の「test」ファイルに書き込まれた榎のソフト本体の位置かファイル名、ときにはポストフォルダーの位置が実際と違っている
(この状態では桜は榎がどこにあるかわからないので、榎を呼び出してエージェントファイルに書き込まれた掲示板別の送信書き込みのひな型情報を読み取ることができない)
→「test」ファイルを開いて「ENOKIAPPLICATION=」の行と「POSTFOLDER=」の行の設定内容を確認し、実態に合わせて書き直す
原因2)榎のソフト本体がこわれた
(榎が正常に動作できなければ、エージェントファイルのひな型情報の読み取りはできない)
→ダウンロードした圧縮ファイルを解凍し、ソフト本体のファイルをすげかえる
この一番最後のエラーは榎と桜を使い始めてから約2年経った先日になって初めて体験したもので、原因がソフト本体と思い至るまでにまるまる1日かかりました。めったにないことかもしれませんが、その分原因の特定がむずかしいので、知っておいていただければ何かのお役に立つかと存じます。
榎&桜−補足(元投稿:#1133『【Macで自動巡回】榎&桜(補足)』)
たびたびお騒がせします。
これまでにアップした分を通読してみて、書き落としが3点ほどあったのに気付きましたので、以下にまとめて追加させていただきます。
榎&桜(1):
桜にはPPC版(MacOS 8.6-9.2.2専用、OSX非対応)とCarbon版(旧MacOSとOSX両用、ファイル名のバージョン番号の後に(C)がついている)がありますが、榎と一緒に使うならPPC版をダウンロードして下さい。
榎&桜(5):
桜で書き込みファイルをオフライン作成する際、一行まるまる空白にしたい場合は行頭に1つスペース(全角でも半角でも可)を置いてから改行して下さい。
(榎のログ処理動作のくせで、行頭にいきなり改行マークを置いた場合は無視されてしまいます。桜で作って榎で送信した同じ書き込みをINCUBEで受信して読み出した場合には、ちゃんと空白行として表示されるので、榎の動作の問題だとわかります。INCUBEで作って送信した書き込みを榎で受信して桜で表示した場合には、行頭でいきなり改行してもちゃんと空白行として表示されます)
榎&桜(6):
「巡回設定画面の掲示板登録画面の「USERAGENT:」の項」と書きましたが、実際の画面上の設定項目名は「HTTPAGENT:」でした。どうも失礼しました。
(もっとも、送信書き込みひな型では、同じ項目の名前がなぜか「USERAGENT:」となっています)